競馬の八百長は存在自体が不明ですが、ヤラズを見抜くことは予想方法として一般的なものです。

八百長とヤラズの違い

 

芝にうつる馬の影

 

八百長とヤラズを混合して捉える人がいますが、ヤラズは不正ではなく競走馬が万全のコンディションを仕上げるために必要なことです。
競馬予想をする際は、ヤラズの見極めを適切にできるかが重要です。

 

多くのケースでは、競馬新聞・スポーツ新聞、ネット記事などで一般公開されるメディアで報じられますが、一部では陣営がメディアにヤラズを隠して一部の関係者のみに情報を漏らすケースがあります。
競馬の買い目情報を販売する競馬予想サイト(競馬情報会社)は「独自の裏情報」などをアピールしていることが多いですが、裏情報の主流になっている案件が、陣営がヤラズをする情報です。

 

ヤラズとは

 

ヤラズは出走したレースにおいて全力を出さずに、すぐに追うのをやめてしまうことです。
反対語は1着やひとつでも上の順位を目指してベストを尽くす「ヤリ」です。

 

休み明けのヤラズは「叩きの一戦」とも称され、レースを使って状態を上向きにさせ、次走などのレースでベストコンディションをする目的を持っています。
ヤラズを行う場合は、調教師や馬主が騎手に指示するケースが大半ですが、主戦騎手など馬の状態を分かっている騎手が、レース中に感じた独断でヤラズをするケースもあります。

 

観客から見ても全力を出していないのが分かり、手を抜いているように見えて八百長だと騒ぐ初心者もいますが、デリケートでコンディション管理が大変な馬は、全てのレースで全力を出すのが困難です。
また、馬には得意な戦法や戦略があり、展開が味方をしないと上位入賞するのが困難です。

 

レースの展開次第で、無駄に消耗をさせるよりも温存した方が将来のためになると騎手が判断して、ヤラズ行為に転じるケースも多数あります。

 

 

ヤラズを見抜く方法

 

もっとも分かりやすいのは、レースローテーション馬体重です。
ヤラズのフラグになる代表事例をまとめました。

 

  • すでに獲得賞金が多くてこのレースで結果が出なくても、数週間以上先のビッグレースには出走できる
  • 休み明けの復帰初戦
  • 馬体重が大幅に増えている
  • パドックで明らかに馬体が仕上がっていない
  • 追い切りをしっかりしていない(過去の調教と内容が違う)
  • 輸送トラブルなどで体調を崩している様子
  • レース当日にテンションが高い
  • 過去に大敗した次のレースで好走した事例がある

 

馬体重やローテーションなど簡単に見極められるものもあれば、パドックや追い切りの内容など目利きのスキルを持っていないと判断できないものがあります。
馬は個性の差が大きく、闘争心が強い馬はレースで手を抜くことができないので、一切ヤラズのレースをしないケースもあります。

 

馬によっては、ヤラズを外から見て判断するのが困難で、調教師など陣営の思惑を知った人だけが、ヤラズを考慮した予想をして大儲けする事例があります。

 

競馬は施行期間中に騎手などの関係者が外部と連絡を取るのは禁止されていますが、普段の調教など競馬施行中以前ならヤラズの方針を特定の人だけに情報を漏らすことができる問題点があります。

 

 

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