長い競馬業界の歴史の中で、誰もが笑ってしまうような面白い事件を採りあげました。

おもしろ事件簿

 

競馬の事件は、山岡事件、馬の虐待や八百長など聞いて心が悲しくなるようなものだけではなく、馬券購入者などの被害者には気の毒に感じるものの、思わず笑ってしまうおもしろ事件が多数あります。
当サイトでまとめた競馬に関連したおもしろ事件簿をご覧ください。

 

NHKでも報じられた検査員の尿混入事件

 

2006年12月6日のレースで、兵庫県尼崎市の園田競馬場でロゴスが勝った際にレース終了後の検尿で検査員が自分の尿を入れる事件が起こりました。
レース後の検尿では80ccを集めないといけなかったのですが、対象になったロゴスは50ccしか尿を出しませんでした。

 

検査員は、検尿すら正しくできない結果が上司にバレると厳しく指導され、解雇されると思い、検尿不足をごまかすために、自分の尿を混入して規定量を達します。
しかし、検査員は不正をする直前にお茶を飲んでいて、尿からは禁止物質のカフェインが検出され、ロゴスは失格処分になってしまいます。

 

馬券の払い戻しは適切に行われましたが、競馬関係者からは賞金を返還させる事態になります。
その後は検査員の不正であることが明らかになって、当初の額面通りの賞金が再分配されました。

 

なお、問題を起こした検査員は前日も検尿で正しい量を採集できないトラブルを起こして厳しく指導されていました。
ロゴスの前に行った馬の検尿でも全て規定値ギリギリしか採集できずに追い込まれていたとコメントしています。

 

 

栄養ドリンクを飲ませたキタシバスペイン事件

 

複数の栄養ドリンク

 

前項と共通して検尿によるトラブル事例です。
大きく違うのは、中央競馬(JRA)で馬主や調教師・厩務員が関与して逮捕されました。

 

事件が起こったのは1992年1月25日京都競馬場8Rの4歳上900万下(ダート1,200m)です。
勝利したキタシバスペインのレース後のドーピング検査でカフェインが検出されて失格します。

 

調査の結果、馬主が調教師に栄養ドリンクを飲ませるように指示して、実際に飲ませてしまったことが原因です。
関係者が逮捕されて、キタシベスペインは地方競馬の金沢に転厩させられますが、そこからは不正をせずに12勝を挙げます。

 

 

騎手が装備を装着ミスしたシンコウシングラー事件

 

1999年5月16日の東京競馬場10R緑風ステークスで2着に入賞したシンコウシングラーの検量にて、規定の1kgを超える1.7kg不足する反則があったことが判明し、失格になります。
原因は騎手の柴田善臣が負担重量を調節するために用意していた、2キログラムのゴム製パッドを鞍に装着するのを忘れてしまったことが原因です。
事件を受けて検量の回数が増やされ、装鞍所での検量も実施されるなどルール改定が行われました。

 

驚くのは、2019年3月15日現在、G1で11勝を挙げ、11度のフェアプレー賞を獲得しているトップジョッキーの柴田善臣による凡ミスだった点です。
柴田善臣騎手と栗田博憲調教師は罰金刑を課せられる結果になり、シンコウシングラーは失格で不的中(返還なし)の扱いになりました。

 

当然、馬券を買った人からは避難される形になり、SNSの普及していなかった時代なのが幸いと言うべきでしょうか?
トップジョッキーでも年間数百戦していると、こうした凡ミスをしてしまうことがあるようです。

 

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