アーモンドアイの大敗は八百長ではなく、多くの要因が絡み合ったためです。

アーモンドアイの大敗は八百長?

2019年の有馬記念。
単勝オッズ1.5倍で断然の1番人気に推されていたアーモンドアイが、9着に大敗したレースは記憶に新しい方も多いでしょう。
それまで芝1,800m以上のレースでは他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけてきたアーモンドアイですが、有馬記念では見せ場もなく直線で失速しました。

 

ネット上やSNS上では「アーモンドアイの大敗は八百長」といった意見が多数出ていますが、様々な要因を考えれば八百長である可能性は限りなく低いです。
冬のボーナスなど多額のお金を溶かした人が多かったため、腹いせで根拠もなく八百長だと言っているのでしょう。

 

 

大敗した要因

 

有馬記念でアーモンドアイが大敗したのは次の要因が考えられています。

 

  • ハミを噛んだまま一周してしまいスタミナがなくなった(国枝調教師談)
  • 最終コーナーで外側に出される不利な展開だった
  • 良馬場だが年末の荒れた芝の中山の馬場はアーモンドアイにとって重すぎた
  • 2,500mの距離は長すぎた(距離適正の問題)
  • 中山2,500mは波乱が起きやすい
  • ハイペースの中で外側を回る不利な要素があった
  • 前走から中2ヶ月はアーモンドアイにとって短いレースローテーション

 

実際には複数の要因が重なっての大敗で、人気が集中したことで他の馬からのマークがきつくなり、小回りの中山では厳しい展開でした。
競馬予想が得意なプロ馬券師からは、レース前の段階で不安要素が多いことを危惧する意見も多く、勝つ可能性は高くても単勝オッズ1.5倍じゃ買えないといった声が多数出ていました。

 

八百長の可能性が低い理由

 

アーモンドアイが八百長に加担するのは現実的ではありません。
実際に八百長が困難な根拠は次の通りです。

 

  • 1着になれば3億円の賞金が手に入った
  • 有馬記念を勝てば年度代表馬の称号を得られた
  • アーモンドアイは一口馬主クラブ所有馬のため、馬主の判断で八百長に加担する可能性が低い
  • 騎乗していたのは2019年リーディングジョッキーのC・ルメール

 

 

仮に裏金で八百長をさせるのであれば、3億円の賞金を大きく上回る資金が必要になります。
有馬記念の規模なら億単位のお金を馬券で得ることも可能ですが、裏金と馬券購入資金で数億から数十億のお金を用意するのは現実的ではありません。

 

このほか、八百長の加担には騎手の協力が必要不可欠ですが、抜群の実績を持つルメール騎手が八百長行為をすることは考えにくいです。
八百長が困難な根拠・要因を全て加味すれば、八百長をしていた可能性は0.1%以下でしょう。

 

 

競馬に絶対はない

 

単勝1倍台に支持されている人気馬が大敗するのはそこまで珍しいことではありません。
主要な事例をご覧ください。

 

  • 2017年 宝塚記念
  • キタサンブラック(1.4倍) 10着

     

  • 2012年 天皇賞(春)
  • オルフェーヴル(1.2倍) 11着

     

  • 2012年 フェブラリーステークス
  • トランセンド(1.5倍) 7着

     

  • 2007年 日本ダービー
  • フサイチホウオー(1.6倍) 7着

     

  • 2001年 有馬記念
  • テイエムオペラオー(1.8倍) 5着

     

 

ご覧の通り、アーモンドアイの事例が特出しているワケではありません。
Twitterなど個人投稿のネット情報が増えたことで、「アーモンドアイ 八百長」といった情報がネット上に溢れてしまったのでしょう。

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